会社設立

週末起業から法人化への道

週末起業は個人事業主として始めることが多いですが、軌道に乗ってきたら、会社設立も考えてみましょう。

会社とは

会社とは、出資者から資金を集め、事業を行い、収益を出資者に分配する組織のことです。 出資者は株主と呼びます。 事業による収益は、株主に配当として支払われます。

株式会社設立の条件

株式会社設立には、資本金1000万円が必要でした。 しかし、2005年6月に新会社法が成立したため、2006年5月1日から資本金1円以上で会社設立ができるようになりました。 また、取締役も3人以上という制限が、取締役1人でよくなります。

株式会社設立にかかる費用

会社設立には、資本金を準備する他に、定款の認証や登記簿の登録などの費用がかかります。 新会社法での費用は2005年6月時点では分かりませんが、旧制度の場合は少なくとも30万円程度かかります。

会社設立のメリット

会社設立のメリットは、個人事業主より信用度が高い、ということがあげられます。 インターネットで事業をする場合、co.jpドメインを取得できるのも、会社ならではのメリットです。 また、アフィリエイト広告主やオークション商品仕入先によっては、法人運営の場合のみ契約可能なこともあります。

会社設立のデメリット

デメリットとしては、法人税がかかることがあげられます。 赤字でも法人住民税の均等割り部分は納税する必要があります。 また、利益が少ない場合は個人事業主よりも税金が高くなります。

なお、会社は株主(株を所有する人)のものです。 このため、自分が創業した会社であっても、株式を公開すると、株を買収されて実質的に経営権を失う可能性があります。

節税としての会社設立

事業所得にかかる税率は最大37%で、会社の利益にかかる税率は最大30%です。 このため、利益が大きければ大きいほど、税金面では会社設立が有利になります。 損益分岐点は、一概にはいえませんが、所得が年1000万円を超えるような場合は、法人化を検討しても良いと思います。


対話で学ぶ個人事業主と法人化

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